ヒゲをおしゃれにデザインして見せるおしゃれヒゲ。顎だけ残してちょっと雰囲気ある感じに見せたり、頬もヒゲを残してワイルドな無精髭に見せたり。今はヒゲを伸ばすのも当たり前の時代で、アパレル関係・美容関係の人を中心に「オシャレにヒゲをの伸ばす人」も多くなっています。
でもそんな「おしゃれヒゲ」も整え方を間違うと全然カッコよくなりません。単に清潔感なくだらしない印象になってしまう場合もあります。
今回は、おしゃれヒゲの作り方とヒゲの長さについてくわしくご紹介します。おしゃれヒゲをデザインするのに便利なグッズもご紹介するので、ぜひ活用してみてくださいね。
おしゃれヒゲのベストな長さ
最もおしゃれに見えるヒゲの長さは「6mm」です。清潔感・ヒゲの目立ち具合がちょうどよく、どんなスタイルにも合わせやすい長さなので、ヒゲを伸ばしてカッコよく決めるための理想的な長さと言えます。
もちろん、ひとことで「おしゃれなヒゲ」といっても、見せたい印象によって長さは変わります。ワイルドに見せたい時は長めにするし、清潔感を出す時は短めにします。
それぞれのケースで理想的な長さは以下のとおりです。
- 鼻下やアゴだけでシャープに見せる:3ミリ~4ミリ
- 清潔感があっておしゃれに見せる:5ミリ~7ミリ
- ワイルドな印象を与える:7ミリ~9ミリ
鼻下やアゴだけのヒゲ3ミリ~4ミリ
鼻の下やアゴ先だけにヒゲを生やして、シャープな感じに見せるヒゲなら3ミリ~4ミリ程度が理想です。
ヒゲが目立つわけじゃないけど、少し大人っぽい雰囲気を見せることができます。外見で貫禄を持たせたい若いサラリーマンにも人気のヒゲの生やし方です。
清潔感を出すヒゲ5ミリ~7ミリ
ヒゲの存在感を出したいけど清潔感も出したいときは、5ミリ~7ミリの長さが理想です。
もみあげ~アゴ~アゴ先にかけてつなげて、存在感のあるヒゲを演出したいとき。ワイルドも演出できて清潔感のあるヒゲなので、幅広い年代の男性に人気があります。
ワイルドな印象を与えるヒゲ7ミリ~9ミリ
ヒゲをしっかり目立たせたいときは7ミリ~9ミリの長さが理想です。
かなりはっきりとヒゲを主張できますが、人を選ぶヒゲの生やし方(似合う・似合わないが分かれる)になります。頬も含めて全体的にヒゲを生やす場合は、短すぎないことがポイント。短いと不潔感(単に剃ってないだけ感)が出てしまうので、全体的にヒゲをデザインするときは7ミリ~9ミリ程度の長さが必要です。
ヒゲのスタイルの種類
おしゃれヒゲにもいろいろな種類があります。
目的と難易度に応じたタイプを選びましょう。
- アゴヒゲ:アゴだけヒゲを生やすタイプ
- 口ヒゲ:鼻の下から口角にかけてヒゲを生やすタイプ
- アゴ+口ヒゲ:アゴと鼻下にヒゲを生やすタイプ
- フェイスライン:もみあげ~アゴ~アゴ先にかけてヒゲを生やすタイプ
- ワイルドタイプ:頬も含めて全体的にヒゲを生やすタイプ
アゴだけに生やしたり、口とアゴに短く生やすタイプは、ヒゲ初心者にも導入しやすく、サラリーマンなどお硬い職種の人にも人気があります。
フェイスライン全体にヒゲを生やしたり、頬も含めて全体的にヒゲを生やすと、男らしいワイルド感が際立ちます。ある程度ヒゲの濃さが必要です。逆にフェイスラインが繋がらないような薄いヒゲの人には向かないヒゲの生やし方です。
鼻の下だけを濃く長く伸ばすタイプ(チャップリンのようなヒゲ)は、かなり上級者向きのヒゲの生やし方です。
おしゃれヒゲを作るときの注意点
ヒゲをオシャレに伸ばすといっても、単に手入れもせずに伸ばすだけではオシャレではありません。よくそういう人がいますが、オシャレどころかより不潔感をもって見られてしまいます。
ヒゲを伸ばすときは、以下のようなことに気をつけたいところです。
- ヒゲをこまめに手入れする
- 伸ばさない部分はしっかり剃る
- 青ひげを目立たせないようにする
- ヒゲトリマーを使って手入れする
ヒゲをこまめに手入れする
ヒゲを伸ばすメリットのひとつは、毎日ヒゲを剃らなくていいこと。
ヒゲのない顔を維持するためには、毎日の髭剃りが欠かせません。毎日の髭剃りが面倒だったり、カミソリ負けで痛みが嫌でヒゲを伸ばす人も多いでしょう。
ですが、ヒゲを伸ばすといっても、3日に1度くらい、最低でも5日に1度くらいはヒゲの手入れが必要です。
季節や体調にもよりますが、ヒゲは1日平均0.2ミリ~0.4ミリ伸びます。
1日に0.4ミリ伸びると5日では2ミリ。もし6ミリで調節したヒゲなら8ミリくらいまで伸びることになります。
前述のとおり、9ミリまで伸びるとかなりモッサリとした印象を与えてしまうため、5日ヒゲを手入れしないと、オシャレではなくお手入れのなってないカッコ悪いヒゲになってしまいます。
伸ばさない部分はしっかり剃る
アゴヒゲだけだったり、口周りだけのヒゲの伸ばし方をする人は、伸ばさない部分に注意してください。
頬やもみあげなど薄っすら残っていると、無精髭がただ伸びた感じになってしまい不潔感が出てしまいます。ヒゲの濃い人だったら、頬の部分は毎日剃るくらいはした方がいいでしょう。
青ひげを目立たせないようにする
これは「伸ばさない部分をしっかり剃る」と同じようなことになりますが、伸ばさない部分(剃ってる部分)の青ひげは目立たせないようにしましょう。
ヒゲを伸ばした時に、青ひげが目立つことほどカッコ悪いものはありません。
元々、青ひげは印象があまり良くない(カッコ悪く映る)のに、ヒゲで隠しているのに隠しきれてない感じがとてもダサく映ってしまいます。
伸ばさない部分をしっかり剃っても青ひげが目立ってしまうのなら、青ひげが目立たないようなBBクリームや抑毛ローションでケアするといいでしょう。BBクリームは塗れば青ひげが消えるし、抑毛ローションは時間はかかりますが、ヒゲの伸びるスピードが遅くなり薄くなっていきます。
ヒゲトリマーを使って手入れする
ヒゲを手入れするときは、専用のヒゲトリマーを使用するようにしましょう。
ヒゲの手入れをハサミや毛抜きでやるのは現実的ではありません。時間がかかるうえ、まばらになってしまいカッコ悪く仕上がってしまいます。
ヒゲトリマーなら、専用のカッターとアタッチメントで自分の理想の長さに調節することができます。ちょいちょいっとするだけでお手入れできるので、おしゃれヒゲのための必須アイテムです。
下の商品のように、0.5mm単位で細かく調節できるヒゲトリマーもあるので、ヒゲを伸ばすときはぜひ使用するようにしてみてください。
おしゃれヒゲの長さのまとめ
ここまで、おしゃれヒゲをカッコよく見せる長さと、ヒゲを伸ばすときの注意点をご紹介しました。
おしゃれヒゲは男性にとって雰囲気を変えるファッション。ヒゲが濃い人にとっては「ごまかしながらカッコよく見せる」方法でもあります。今回ご紹介したお手入れ方法を参考に、カッコよく綺麗に見えるヒゲを伸ばすようにしてみてください。
また、「そもそもヒゲの手入れをしたくない」「カッコ悪い青ひげをなんとかしたい」という人は、ヒゲを薄くする方法や、ヒゲそのものを生えなくする脱毛などを検討してもいいかもしれません。